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アメル・ラリューのライブ [音楽]

そうそう・・・その頃(前回の話の続き)、
グルーブ・セオリーのCDも、同じレコファン下北沢・北口店で新譜で買った。
その95年のネオソウル的なアルバム、バンドとしてそれほど突出していたわけではないが、
その後、90年代のソウル・R&Bを回顧する本に、必ず登場する。

そのポイントは、後にも先にも、ボーカルのアメル・ラリューの存在で、
グルーブ…は、その1枚のアルバムだけで辞めてしまい、
その後、2000年にこの傑作ソロ・アルバムを出す。

amel larrieux / infinite possibilities(2000)

囁くようでいて、しなやかな歌唱方法は、
大空に飛翔していく鷲のようで、そこにフェンダーローズの湿った音色が、
螺旋のようにからみついていく。
その後、テイ・トウワの作品に顔を出したり、活動は継続してたらしいが、
あきらかに、ヒット志向ではないし、ヒップ・ホップ的な音もない。
私にとって、謎のひとだった。

そのアメル・ラリューが来日するというので、最終日のセカンドに滑り込み。

前衛的ネオ・ソウルだった!
バンドはもちろん全員黒人で、
チャック・ブラウンとソウル・サーチャーズを思い出させる、ビック・ビート的なキレのいいドラムス。
あとエレベと、キーボードはグランドと、フェンダーローズの上にコルグのシンセを積んでいる。
常にからむサイドボーカル(お姉さん?)。まさに、バンド・グルーブ!
そして、アメルの歌は・・・

一体、何オクターブ出せるのだろうか、歌詞だけでなく、声でサウンドをつくっていく。
自然体、あまりにカッコいい。
メンバー紹介をメロディーに乗せてやろうとし、ドラムがエイト・ビートをたたき始めると、
笑いながら止め、ツータッタ・ツータッタと声でリズムを指示。カリプソで叩いて、と。
その一瞬の、完璧なまでの声のビート感、とリーダーシップ。
昔のファラオやロニー・リストン・スミスを思い起こさせるような、メローな曲も登場する(前記アルバムのタイトル曲)
孤高の人である。新譜が出たらしい。前記アルバムもお奨め。


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門司港でエターナルを聞く [旅・お酒]

金曜日、仕事で博多・中州へ出張した。
お会いした方々は、カタい方面の出の方々で、
ご招待頂いた夕食は、イカの活き作りだった。
大きめの透明のイカが、ひらひら、ピカピカしていた。
私はここで何をしているのか・・・の天神の夜。
その後、屋台から、再び中州へ。

中州は、”中州祭り”というお祭りの最終日で、
どんなお祭りか聞くと、数年前から衰退する中州の町興しのために始まったとか。
中州の歓楽街のお姐さんたちが、
お神輿を担いだり!焼き鳥やさんの屋台を出したりするんだと…^^;
要するに…エッチな?お祭りらしい。

翌日は仕事休みなので、博多駅で同僚と分かれ、
そのまま新幹線で小倉へ。
そこから在来線で3つ目、終点の門司港駅へ乗り継ぎ。
門司港の船着場で、下関の唐戸港へ渡る定期船が来るのを待ちながら、
懐かしい、これを聞いた。

eternal / Power of a Woman©1995 EMI

M1 Power of a Woman bpm 106
M2 Hurry Up bpm 108 
M3 Power of a Woman (FATHERS OF SOUND DUB MIX) bpm 125
M4 Power of a Woman (BOTTOM DOLLAR DUB MIX) bpm 125

エターナルのシングル・・・UK・ソウル。
今はない下北沢の、レコ・ファン北口店で、
テリー・エリスのソロとTLCの赤いやつと一緒に買った。
M1もM2も、オリジナルだが正規アルバムより、gainが大きく迫力あり!
M3とM4が、素晴らしいディープ・ハウス・ダブ! M3、官能的。

やがて、海峡の向こうから、波頭を立てて、
小さな連絡船が近づいてきた・・・というより突進してきた。
タンカーや貨物船が悠然と横切る関門海峡を、たった5分だが、
波の流れを横からぶち切るように、突っ切っていくのだから。

なのに最近、運転手さんは、皆若い女の子だ。
ヨレヨレの男子学生服みたいのを着ていて、毅然とロープをさばいている。
いったいどういう採用戦略なのだろうか、この船会社は(笑)。
船はエンジン全開、唐戸港目指し一直線、
タンカーがギリギリで正面を横切リ、船尾を見せて去って行った
・・・コ、怖いじゃねぇかヨ、ホントに(@_@;)


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北朝鮮の核実験 [日記・雑感]

北朝鮮が核実験をしたそうな
場所は、威鏡北道(ハムギョンプクド)の北の方とか
この辺りは重要管理所(いわゆる強制収容所)が点在しており
また、ケシ畑も多い

独裁体制、要塞国家が、政治的な意図のもとに自国内で起こす
震度3の人工的地震の、見えない恐怖

周辺国家の、国際社会の脅威云々も、所詮は外交ツール
平和の名目の裏側で、犠牲になるのは結局、民衆だ

庶民にできる最後の抵抗は、ひたすら逃げること
誇りを持って逃げのびろ、と
それが古来からの、庶民の伝統だと、ある本に書いてあった

自ら武器を取るなんて、めっそうもない
職業戦争屋の血みどろゲームを横目に、とにかく逃げるのだ
たまに、高みの見物?、これも古来からのパターン
あ、これって、大友ワールド?

MADONNA / AMERICAN PIE ©2000Warner Bros.

M1 American Pie (Album Version) bpm 125
M2 American Pie (Victor Calderone Filter Dub Mix) bpm 130 
M3 American Pie (Victor Calderone Vocal Dub Mix) bpm 130

”ロックンロールを信じる?
音楽は人間の魂を救うことができる?
私にうーんとスローな踊り方を教えてくれる?
音楽が死んだ日、運が尽きたと分かった
そして、私は歌い始めたの”

マドンナの、ドン・マクリーンのアメリカン・パイ!のカヴァー
この歌、こんな内容って知ってました?
M2とM3は、びっくり仰天のフィルターハウスになってて(笑)
ディープ!


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アリシア・キーズのシングル [音楽]

で、これは新譜ではありませんが、アリシア・キーズのシングル。

"Karma" / ALICIA KEYS  ⓟⓒ2004 J Records

M1 Karma (Radio Edit) bpm 87
M2 Diary (Hani Mix) bpm 128 
M3 Karma (Raggaeton Mix) bpm 125
M4 Karma (Club Mix) bpm 171

もとネタは、下の大ヒット・アルバムに収録されていた曲ですが、
全然違うじゃないですか!ジャケのイメージが!

フル・アルバムのジャケは、グランド・ピアノをモチーフに、知的でエレガントな雰囲気をかもし出していた、のに…

the diary of ALICIA KEYS(2003)

過去ログ梅雨時ソウルA~Zより
シングルは、あたかも中古CDワゴン・セールに埋もれてしまえ!
的な、B級R&Bのノリで…
スーパーのお惣菜タイム・サービスといっても過言ではない、別人的お姿ですね。
シングルのジャケは、かくも手抜き。

でも、中身は…

M1は、アルバム・バージョンですが、
M2は、素晴らしいハウスです!
M3は、あらあらのダンスホール・レゲエ・スタイル!
M4は、ヒップホップ!ですよ
と申し分なし!(ビデオ付き)

フル・アルバムは今風でありつつも、美しい詩情を売りにして完成度高いですが、
こっちは少し品がない?くらいの、猥雑な音楽のほうが好きなので、フル全編は聴ききれない根性なし。
だけど、シングルならOK。
サウンド、バリエーション、長さ、意外性と全てOK。
美貌のアリシアが、わざとブスに変装して、お忍びでレゲエバーに現れたかのごとき、
15分間の、束の間の火遊びのような音楽。


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ミッシーの続き [音楽]

森三中を見ると、ミッシーを聴きたくなりません?

SUPA DUPA FLY/MISSY MISUDEMESNOR ELLIOTT
©1997 Elektra

86年、80年代から一緒にやってきたティンバランドと、アリーヤの2ndの制作に参加した
二人が提供した楽曲は、近未来サウンドと言われ
他のプロデューサー陣の影を、すっかり薄くしてしまった、その衝撃!
そしてミッシー、デビューアルバム このスゥパ・ドゥパ・フライ。
ヒップホップで変則ビートなのに、スウィート、メロウでグルーブ。
ミッシーの歌声は、いつも優しくて、思わず、助けて、と頼りたくなる
その後は、シーンを牽引し、変化し、カッコいい姉御になっていくが…やっぱり

森三中だあ、憎めない、好きだ


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MISSYのシングル [音楽]

最近、めずらしく新譜を聞いています。
それも…CDシングルで!

MISSY ELLIOTT / WE RUN THIS

M-1 "WE RUN THIS" EXPLICIT ALBUM VERSION
 ★BPM 165 ド+ゴージャスなヒップホップ
M-2 "TEARY EYED " TIEESCHWARZ CLUB MIX
 ★BPM 128 少し早目、トランスだから

今月出た、ミッシー初のベスト盤 RESPECT M.E に連動して出た2曲入りシングル(もちろん12`レコードもあり)。
素晴らしい!
両曲とも、そのRESPECT M.E に収録の曲ですが、

M2の TEARY EYED(ティアリー・アイド)は、全然違うしろもの。
もともとはメロウ・テイストな歌モノでしたが、
ドイツのエレクトロ・ハウスの新鋭 TIEESCHWARZ(チーフシュワルツ) のミックスによるアッパーなディープ・ハウス!+トランスに化けた!
失踪する電子音の中にミッシーの歌声が溶け込んでいて、素晴らしい。

もちろんM1も、のっけからミッシーの渇が入るバウンシーなヒップホップ。
最近O.A中のビデオ・クリップもゴージャスで黒くて楽しい。

最近、一人のアーティストの、70分近いフル・アルバムを聞き通せない。
聞きたいミックス違いは、正規のフル・アルバムには入っていないし、
ロング・ミックスだと、後半のつなぎのサウンドが気持ちいい。
だから、1枚、10~20分、2~4曲の世界にはまっている。
これって迷路?
自分でも裏街道だと思うけど、やめられません。


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仏人滞在記4・その時小吉は [猫は音楽を聴くか?]

小吉は、ネットの里親探しページで見つけ、ボランティアさんが当家に連れて来た。
ボランティアさんとの約束(契約)で、絶対外に出していけないことになっている。
だから、世間知らず、お坊ちゃまのはず…
が、意外と人見知りしなくて、仏人が来たその日すぐに、
恐る恐る近づいて、クンクン匂いを嗅ぎ始めた。さて、どんな匂いがしたのか…???
感想は聞かなかったが…

以来、いつもと違う場所に引きこもった。

狭い家にいきなり二人も増えて、テリトリーを奪われたからか?
フランス語が話せないからか??
それとも、匂いが…??? 小吉、我慢の毎日は続く…

ふてくされている。

仏人が、フランスのCDをいっぱい持ってきてくれた。

BIRDY NAM NAM©2005UWe /フランス

DJ4人によつるグループで、かなりユニーク。
サンプラーもエフェクターもいっさい使わず、ターンテーブルだけで、レコードの断片を積み重ねて、
ジャズっぽいダブを作り出している。
だからこのCDも、レコーディングは絶アナログ作業で、1年かかったとか。
4人ともワールド・チャンピオン・クラスらしく、
おまけのDVDのライブ風景は、なかなかのもの。
音もBON~です。


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仏人滞在記3・ROVO [electronica]

「コ、コレハナンデスカ?」と仏人。
「アバンギャルド・ジャズです」って…これでいいのか、解説は。

でも、渋さ知らズの祝祭的ステージには、仏人も大満足。もちろん当方も。
聞くとフランスにも、最近人気の大所帯バンドがいるらしい。
が、音楽はジャズではなく、ジプシー?ケルト?系らしい。
やっぱりね。

さて、次に登場は、勝井祐二と山本精一の生トランスバンド、ROVO。
実は、前回の恵比寿リキッド・ルーム2daysは、音がテンパってて正直疲れたけど、
この日のロボは、素晴らしかった。
サイケデリック&エレクトリック・ダブ!
勝井祐二のエレクトリック・バイオリンは腰が下がり、
電子音が空に飛び交う、Up&Downの快感。
渡英中のレイブ・カルチャーに触発されて生まれたというROVOは、やっぱり野外がよく似合う。

この日の演奏に、近い音が聞けるのがこのCD。

ROVOオフィシャル・ブートレッグ・シルーズ第4弾
ROVO LIVE at 京大西部講堂 2004.07.18
ⓟⓒ2006 rovolone/発売元:ROVOLINE/有限会社ワンダーグラウンド・ミュージック

実は、開場で買ったのだ。
2000円とお手ごろ価格。絶オススメです。


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仏人滞在記2・渋さ知らズ [mondo]

その翌日は、東京に来たらライブやクラブに行きたいと言っていた仏人2人組を、日比谷野音の

WORLD BEAT 2006
KONONO№1+渋さ知らズオーケストラ+ROVO
に連れて行った。

日比谷公園に着くと、開演30分前なのに、すでに渋さの大音量が、sundayオフィス街に響き渡っていた。
リハ&サウンド・チェック中だそうだが、実際、本番と変わらん!
結局、開演時間ギリまで続いたが、これが面白かった。
三々五々集まり始めたお客さんも、すでにビール飲んで踊ってて、ユルいイイ感じ。
楽器ごとにマイク・チェックが始まり、ホーンセクションのソリだけ、8小節やったり、
時間がないから?…石川啄木の飛行機雲をミディアムで歌ったり、
そして、ステージ左端は、おなじみ爆発ノイズギターの斉藤”社長”だが、
その前の列のトロンボーンの人が、
「私のモニター、後ろのギターの音、聞こえなくできますかあ?」 だって(大爆)

そして、リハが終わったと思いきやすぐに、
ステージ後方から白塗り舞踏団とブラスのお練り登場。
仏人、大喜びで写真撮り、場内係員に怒られる(初)。

で、ステージで始まった1曲目は、なんと!渋さでは初めて聴く、
ジョー・ザヴィヌル作のコノ曲でした!

"Mercy,Mercy,Mercy" / CANNONBALL ADDERLEY QUINTET
from album "Live at The Club"©Capital 1966

 

どの曲も素晴らしい…バンドらしいバンド
そして、日比谷の饗宴は始まったのだった…


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仏人滞在記1・カマンベール&寿司 [world]

てなわけで、2週間ぶりに更新
すっかり止まってた…

先月26日に、フランス人2人組が、バカンスで来日して当家に宿泊。
一人は数年ごとに泊まりにくる親戚(姪御)で、もう一人はその彼氏。
あ、姪御だから、もち日仏のハーフですよ。

で、6日に帰国するまでの10日間。
毎日、飲めや歌えのドンチャン騒ぎ、は大げさですが、
夜は東京案内、夜中は自分たちのブログに、ニッポン滞在記をアップするので、PCは使えず、
結果、私のブログは放りっぱなし。

そもそも、ブログ書くのって、なんか恥ずかしい…とか思いながらやってるから、
しばらく書かないと、なおさら億劫になって、筆が重くなるし、考えちゃう。

なので、この際、呑気ブログにしました。

京都観光で5泊した後、当家に到着したフランス人が、
最初に発見し、「コレハナニ?」と指さしたCDがこれ。

"CAMEMBER & SUSHI" ⓒ2004 SAWASDEE

去年、下北沢の中古CD屋で見つけたもの。

CDのケースが、カマンベールの丸い木箱で、中身が何かわからずに衝動買いした。
実は、当時、ライブドアで「音楽寿司」という名のブログを始めたばかり。
結局、「音楽寿司」は10記事も書かずにやめてしまった。
要するに、続かないんです。
TOKI(イラスト付)さんは、その時、来てくださった方です。

で、このCD、中身はサエキ・ケンゾウさんの、ゲインズブールの日本語カヴァー、テクノ・ポップ。
フランス人は2人とも、歌詞を全て諳んじてて、大笑いしながら歌っていた。
だって、日本語で変だから。
1曲目で繰り返される ”petit trou”は、
”小さい穴”という意味だそうで、
確かに、「ちっちゃい穴、ちっちゃい穴…」と、日本語でリフレインしている。
ゲインズブールは、やはり本国ではかくも偉大?
いや、小さい頃からどこかで聞いてるから、誰でも歌は知ってはいるが、
今は、Has Been と仇名されていて、
つまり、過去の人、と言われているんだって。

2人とも、音楽好きのアニメ好き。
この日の夜は、高円寺の阿波踊りに連れていった。
「あれは宗教か?」と質問された。
ある意味そうかも。
高円寺教…私も昔、入ってた。


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