"Petit Wzltz" (W-5) [soft rock]
"Petit Wzltz" / BADEN POWELL
from album "IMAGES ON GUITAR"©1972 MPS
track : M-3 "Petit Wzltz" プチ・ワルツ
好感度 : ★★★☆
BPM : 前半 132 後半 122
running time : 4:03 2:14から別の曲、超速→ミディアムのボサノバという2部構成
使用方法 : ホットなアナログにクールを
あるいはテクノ・エレクトロにアナログのアクセントを
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ショーロに起源をもつ、超絶技巧のガット・ギター
初期の密林的アフロ・ブラジルから脱皮し
欧州在籍時のMPS録音で、新たな第3大陸のサウンドをつくった
エレクトロとの相性もいい
やっとPCの前
この10日間、家に旅人、二人のフランス人
プチ・フランス語、ブチ・英語、プチ・日本語が飛び交う毎日で ???
でも、音楽があると、言葉は別モノになる
一人はパリのクラブで働いているらしく
昨晩、渋谷”WOMB”のドラムンベースにつれていったら大感激、朝まで
話は、なんでも通じた…ような気がした
Lemon Jelly (C-2) [chill out]
Lemon Jelly
2000 ©XL Recordings/London
track : M-3 "A Tune For Jack"
好感度 : ★★★★★
BPM : 93、後半97
running time :
使用方法 :
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パタゴニアへ、シーエレファントを見に旅に出た
夏の昼下がり、休日のファンタジー
車窓からの景色はサイケデリクス
頭の中はダンスしている
track : M-4 "His Majesty King Raam"
好感度 : ★★★★★
BPM : 96
running time : 7:17
使用方法 :ストリングスから、フカフカの音、至福のファンタジー
ポイント5:48フィルイン、4:43サビのエレピとユーモア・スクラッチ
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いつしかまどろみの中
抱きしめられている夢を見た
列車は英国の田園の真ん中を走っている
もうすぐ夜が来る
レモン・ジェリー、英国式リラクゼーションといえば…
リフレクソロジー?…ま、似ていなくもない???
牧歌的エレクトロ、極上のチル・アウト
"Slow Hot Wind" (C-1) [chill out]
"Slow Hot Wind" / BLOCK 16
from album "MORNING SUN" 2001 ⓟNUPHONIC/Blues Interactions
track : M-3
好感度 : ★★★
BPM : 106
running time : 6:22
使用方法 : ゲインが低い、残5:47 主旋律、5:29 コーラス、ダブ後3:22 perc
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前回のヘンリー・マンシーニのルホンに酷似の
これがそのセルジオ・メンデスの同曲、そのまたカヴァー
人影まばらなフロア、レイト・ナイト・ラウンジです
UKのガレージ・クラブ・シーンの隠れた大物、ラージ・クプタのユニット
時にジャジー、時にダビー、時にアフリカンな、ダル系ラウンジを展開
少しサムいところが、UKの味、真夜中の音楽
アルバム・タイトル曲は、よく揺らした大ヒット・チューンで、聞けば思い出すはず
別ユニットの"レイ・マン"では、アッパーなブレイクビーツ系ハウスをやったり
変わった、いやユニークな音楽性の人
MR.LUCKY GOES LATIN (M-2) [landscape]
album"MR.LUCKY GOES LATIN"
HENRY MANCINI1960 BMGビクター/RCA
track : M-1 "MR.LUCKY (GOES LATIN)"
好感度 : ★★★★
BPM : 123前後
running time : 2:14
使用方法 :
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このユーモラスでお洒落なオルガンが
45年の歳月を超えても、今のラウンジ・テクノに繋がっている
MR.LUCKY、つきまくりなのに、なぜか憎めない奴、そんな奴になりたかった(汗)
track : M-2 "LUJON"ルホン
好感度 : ★★★★☆
BPM : 171
running time : 2:38
使用方法 :
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耽美なストリングス・バラッド、TVショーを見なくても酔える
この曲、後のセルジオ・メンデスのある曲にそっくりなんですけど…何か問題が?
映画音楽の巨匠・ヘンリー・マンシーニ、イタリア系移民の製鉄工の家に生まれ
1951年にハリウッドに行って、ユヴァバーサル映画の音楽スタッフになり
グレンミラー物語などのハリウッド映画の劇伴を次々につくったが
表には、彼の名前はいっさい出ない(上司の名前)、下働き構造だった
1958年、当時助監督だったブレイク・エドワーズに頼まれて書いた
彼のTVシリーズ”ピーターガン”の主題歌で世に登場、大ヒット
その後、このコンビの作品は、オシャレで、ときに意表をついている
”ピンク・パンサー””ティファニー…”など、なぜか動物がからむし…
ZERO 7 (S-2) [real jazz]
ZERO 7
album "simple things"©2001 Ultimate Dilemma / Sony
track : M-11 "Likufanele"リクファネル
好感度 : ★★★★
BPM : イントロ117、コーラス78(インスト156)
running time : 6:05
使用方法 : 大団円その1、残2:45でブレイク~短いナレーション、フルートのサビへ
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壮大な南アフリカの女性コーラス
健康な食事に関するキャンペーン・ソング
文明に押し流される未知の大陸
track : M-12 "end theme"エンド・テーマ
好感度 : ★★★★
BPM : 130
running time : 3:39
使用方法 : 大団円その2、ストリングスのループ、ブレイク後、謎めいたメロディ
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解決されないサスペンスの、エンド・ロール
60年代のテレビジョン・ミュージックをヒントにしたという
いつまでも、終わってほしくない物語、現実という夢うつつ
北ロンドン出身の二人組
ダフト・パンクともケミカル・ブラザースとも違う
ミレニアム辺りから、登場しはじめたフカフカのソフト・ロック、ダウン・テンポ
ノン・ドラッグのサイケデリクス
今も、新作よりこれ、全曲いい、ジャケも好き、大好きです
小吉里帰り [ブルース劇場]
★以前、CDJをプレイする当家の猥猫”小吉”を紹介しました
右のCDJは、機械に毛が入って、演奏中ガタガタいいます(泣)
★お盆の間、実家の猫好きの老親に面倒みてもらっていて、さっき引き取ってきた
かつてはオール・ジャンルお構いナシに、ジョグ・ダイヤルを占拠していた小吉
里帰り後、一発目は何を選曲するのか!…しないのか?
見えにくいですが、リー・モーガンの”トム・キャット”の匂いを嗅いでいます!
右端の、ジェファーソン・エアプレインの”ボランティアーズ”が聴きたかったのにぃ…
★猫は匂いで音楽を聴くんですね…って、ないない
boards of canada (E-1) [electronica]
"in a beautiful place out in the country"/ boards of canada
from album "in a beautiful place out in the country"
©2000 ⓟⓒwarp
track : M-3 "in a beautiful place out in the country"
好感度 : ★★★★★
BPM : 99
running time : 6:05
使用方法 : ジャンルからの解放、映像への展開、ヴォコーダーによる再生の予感、FO
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濾過されない闇、夢
傷ついた大人の(今は子供もか)脳の修復作業
超えられないジャズがあるように、超えられないエレクトロニカがある
ボーズ・オブ・カナダ…カナダ国立映画制作庁が制作した同名のネイチャー系の映像番組
に触発されたことが結成の由来という、スコットランド出身の2人組
ヒッピー・カルチャーにもポップ・カルチャーにも、もはや影響されない、最強無二のサイケデリア
その浮遊感と”釘=アクセント”は、「初めて世界に触れたときの昂ぶる気持ち」に
子供時代の二度と戻れない記憶に回帰していく作業、だと言う
オ、俺は今死んでいるのか!
と、ふと気がついてしまったサラリーマンが聴く場合がある……^_^; 誰?
★ちなみにミニ・アルバム全4曲の他の3曲も良です、ふかふかです
M-1 BPM 85 time 6:23
曇天の風景を茫と眺める+ブレイクビーツ的刻み、長い一拍の残響音
残1:18で、瞬間的に美しくはじける
M-3 BPM 140 time 6:15
B・イーノ的なambient
M-4 BPM 160 time 5:18
キーボードのミニマル・ミュージック
Smoke On The Water (M-1) [landscape]
"Smoke On The Water"/SEN^OR COCONUT
from album "FIESTA SONGS"©2003 ⓟⓒAtom
track : M-1 "Smoke On The Water"
好感度 : ★★★
BPM : 127
running time : 4:47
使用方法 : カリブからエレクトロニカへ、エレクトロニカからカリブへ
イントロのコンガの”スモーク…”!、マーティン・デニーからの流れも
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チャチャチャなディープ・パープル!のカヴァー!
腰抜け間違いナシ
”M-2” も哀愁もあり(ラスト20秒にワザ)
フランクフルトで意外性に満ちたテクノ・アンビエントをつくっていたウーベ・シュミットは
1997年、突然チリの首都・サンチャゴに移り住み
セニョール・ココナッツ名義のラテン・プロジェクトを開始する
ファンの顰蹙などものともせず、彼のラテン・ラウンジ・テクノは予測不可能の旅へ
生楽器とプログラミングの、しょうゆバターのような絶妙な合わせワザ
フェイクの合間に、素晴らしい美しい瞬間が散りばめられている
EMELINE MICIHEL (W-4) [soft rock]
EMELINE MICIHEL /album "FLANM"©1989 CBS Sony
track : M-1 "TANKOU MELODIE"楽園のメロディー
好感度 : ★★★☆
BPM : 103
running time : 4:41
使用方法 :
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太陽は眠たそう
虐待される人生を送る人々に、赤い花はしおれる
星は消え、でも明日がある
人生が私の胎内で芽を出し始める
メロディーのように
track : M-3 "PREZIMIZE"何て素敵な日々
好感度 : ★★★☆
BPM : 117
running time : 4:32
使用方法 :
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笛と太鼓、ハイチの人たちは爆発する
貧乏を入れるずた袋をゆすって
思い切り羽目をはずす
明日、楽団がやってきたら
みんな空腹だったことを忘れてしまう
エメリーヌ・ミッシェル…カリブ海のイスパニオ島の西半分
ハイチ共和国の歌手(東はドミニカ、ちなみにデビューはフランス)
ハイチのヘイシャン・ミュージックは、同国の古いダンス・ミュージックであるコンパや
小アンティル諸島を島伝いに、西へ下って行った先のズークより
NYやミシガンに、ハイチ系移民の大きなコミュニティがある
CAFE` DEL MAR (A-5) [ambient]
"Mumbai Theme Tune"/A.R.Rahman
from album "CAFE` DEL MAR Volumen Cinco"©1997 ⓟOmni ltd
track : M-1 "Mumbai Theme Tune"/A.R.Rahman"
好感度 : ★★★★
BPM : 140
running time : 5:14
使用方法 : 映画の導入部みたいな
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悠久なる大地のうねり、無限の音…
空に語りかける金剛鈴の響き、空を舞う鳥を追う笛の声
A.Rラフマーンは、インドの映画音楽の巨匠
インドでのライブには数万人が集まるらしい
曲名のムンバイは、映画大国インドの映画製作の拠点で
別名”ボリウッド”と呼ばれる、大都市ボンベイのこと
この音楽は、奇しくも90年代に蘇った(宿命の)ヒッピー文化
果てしのない中東の戦禍で疲弊した
特に、イスラエルの兵士たちが心の傷を癒すために流れ着く
ゴアのトランス・ミュージックの音につながっている